特別栽培米コシヒカリ

厳しい冬が訪れると私の住む朝日村(現在は村上市)の山間部、磐梯朝日国立公園には何メートルもの雪が積もります。
この雪は、やがて溶け出し、公園内に生い茂る広大なブナの原生林の落ち葉が作り上げた腐葉土の養分をたくさん含んで棚田へと向かいます。
この、どこまでも純粋でミネラル豊富な美味しい水、そしてそれを受け止める水田を農薬、化学肥料で疲弊させてしまっては、今世間で言われている食品の安全性だけでなく、当地域の、本当の自然、水のすばらしさ、そこから生まれて来るお米の純粋な美味しさを伝えにくいのでは?と考え、農薬を極力抑え(4成分)化学肥料を一切使わず、有機質肥料にEM(有効微生物群)を組み合わせた有機JAS認証栽培を筆頭に特別栽培など「毎日が1年生」をモットーに試行錯誤と研鑽を重ねながら今日に至っています。